印象に残っているのは、

留学していたアメリカ・ウィスコンシン州の空

 

日が暮れて、夜

暗いのどこか明るい、空がぼんやりと一晩中赤かった

 

時差15時間

 

時折夜空を眺め、感傷に浸りながら

日本の家族・友達と過ごす1日と、ただタイミングがずれているだけの1日だけれども

1日のしっぽと日本のみんなを追いかけていってるみたいだなあ

というようなことを考えていた

 

そんな時に、あんな

ちっちゃい子供とかくれんぼする時に、子供見つけられやすいようにわざとスカートの裾をちょっと見せてあげる大人

みたいな赤い空が覆いかぶさってきたら

いやでもずっと記憶に残るし、きっとこれからも覚えている

 

終わり